せっかくオーストラリアに留学するのだから、現地の生活をより体験するためにホームステイをしたい!
オーストラリアにワーホリに来てあまりお金をかけたくないけれども、ホームステイの経験をしてみたい!
そう思う人は沢山いると思いますが、ホームステイはかなりの額がかかりますよね。
ホームステイ先を見つけるには、エージェントを通して探す方法が一般的で一番安全な方法ですが、
エージェントを通すとホームステイ先の手配料に加えて、
滞在費や食費等の必要経費も割高な場合が多く、またそれらの毎月の支払にも毎回手数料がかかります。
しかし!ホームステイをしながらにして、滞在費や食費が無料になる制度が存在するのです!
オーペア・デミペアと呼ばれるもので、家事や子育て等のお手伝いをすることで、
滞在費や食費が無料になるだけではなく、毎週1万円程度のお小遣いがもらえることすらあるのです。
今回はそんなオーペアをオーストラリアでするための方法について紹介いたします!
- オーペアとデミペアの違い
- オーペアになる為に必要なもの
- 英語力に関して
- 家事・育児の経験にかんして
- 必要な資格に関して:ブルーカード
- オーペアの探し方
- エージェントを通して探す
- インターネットを使って自分で探す
- オーペアに向いている人・向いてない人
オーペア・デミペアの違い
オーペアとは簡単に言えば「住み込みの家政婦さん」といったところですが、
実はオーペア・デミペアという2つの種類があります。
オーペアとは、一週間に約25時間ほどの家事・育児手伝いをすることによって、
滞在費・食費が無料になり、一週間に1-2万円ほどのお小遣いと約週2日の休みがもらえます。
一方、デミペアでは、一週間に約15時間ほどの家事・育児手伝いをすることによって、
滞在費・食費が無料になり、空いている時間にはアルバイトや学校に通うことも可能です。
つまり、オーペアはフルタイムの家政婦さん、デミペアはパートタイムの家政婦さん、
というようなイメージだと分かりやすいかと思います。
ただ、労働時間はホストファミリーの要望によって変動することもありますし、
そのほかのルールも基本的にはホストとの話し合いで柔軟に対応することとなります。
オーペアになるために必要なもの
英語力に関して
ホストファミリーとコミュニケーションをとりながら、要望に沿った仕事をしなければならないので、英語力があるにこしたことはありません。
しかしながら、英語に自信がない人でもオーペアになることが出来る方法はいくつかあります。
例えば以下のような方法が考えられます。
・日本語が堪能なホストファミリーを見つける
・片親/両親が日本人のホストファミリーを見つける
・英語があまり出来なくても受け入れてくれるホストファミリーをみつける
このような方法だと、英語を使う機会が減ってしまうのではないか、
と心配されるかもしれませんが、オーストラリア現地にいるのですから、
自分が少し頑張りさえすれば英語を使用する環境はいくらでも作れます。
家事・育児手伝いの経験
こちらも英語力と同じで、あるに越したことはありません。
実際、経験がある人のほうが信頼を得やすく、ホストファミリーを見つけるのも簡単だとは思います。
しかし、経験がなくとも受け入れてくれるホストファミリーもいるので、
エージェントを通す場合は経験がなくても受け入れてくれるホストを探してくれるはずですし、
自力で探す場合はそのことに注意して、経験はなくてもあなたのパーソナリティやその他の経験を買って受け入れてくれるホストファミリーを根気よく探しましょう。
必要な資格に関して:ブルーカード
オーストラリアではベビーシッターや保育士などの子供に関する仕事をする人がかならず保持しなければならない、ブルーカードというものが存在します。
オーペアやデミペアは形式的には「家族の一員として家事や育児を手伝っている」ということになっているのですが、
オーストラリア政府はオーペアの仕事が育児を含む場合には、ブルーカードを必ず取得しなければならない、としています。
ブルーカードの取得には約1万円の費用がかかりますが、ホストファミリーによってはその費用を肩代わりしてくれることもあるので、確認してみましょう。
オーペアの探し方
エージェントを通して探すメリットは、
・ホストファミリーとトラブルがあった時に仲介に入ってくれる
・日本にいる時点でホストファミリーを手配してもらえる
・ホストファミリーを変更したいときに、エージェントが全て手配してくれる
・困ったことがある時に相談に乗ってくれるという安心感
自力で探すメリットは、
・エージェントに払う手数料を節約できる
・ホストファミリーと直接連絡をとって事前に話す(スカイプ等)ことが出来る
エージェントを通して探す
エージェントにも色々ありますが、大きくは
日本語が通じる日本のエージェント、英語でしか連絡できない現地のエージェント
の二つに分けられるかと思います。
日本のエージェントの一つが ”Genkiファミリー”
パースに拠点を置いているので、日本には事務所等ないのですが、
日本人が経営しているため全て日本語で対応してくれます。
インターネットを使って自分で探す
自力で探すときにはオーペアとホストファミリーのマッチングサイトや、
Indeedなどの仕事探しのサイトから探す方法があります。
英語に自信がない人におすすめなのは日豪プレスで探す方法。
仕事探しのページから、絞り込み検索でオーペア募集投稿を探すことが出来ます。
しかし、連絡先に電話番号しか書いていない掲載主等もいるので、日本から探すのは難しいかもしれません。
また、多くの日本人が使用するサイトのため、1つの募集にたいする競争率もかなり高くなる可能性があります。
英語に自信がある方にオススメなのはAuPairWorldというマッチングサイトです。
こちらのサイトでプロフィールを作成すると、
自分から気になるホストファミリーにメッセージを送ったり、
または、自分のプロフィールを見たホストファミリーからメッセージが来たりします。
また、このサイトはオーストラリア専用ではなく、カナダやフランスなど他の国々のオーペアホストも探すことが出来ます。
オーペアに向いている人・向いていない人
まず、オーストラリアでオーペアをするためには仕事が出来るビザを保有している必要があります。
学生ビザは働ける時間数に限りがあり、かつ学校に行かなければならないため、あまり向いていないかもしれません。
また、自分の時間を持つことが重要な人にとっては、オーペアは向いていないと言えるでしょう。
勤務時間は決まっているとはいえ「家族の一員」として手伝いをする以上、
いつ何をしてほしいと頼まれるかは分かりません。
なので、休みの日にゆっくり本を読もうとしているところに、急な手伝いが入ることもないとはいえません。
また、友達をたくさん作って、いろんなところに遊びに行きたい人や
アルバイトを掛け持ちして沢山お金を稼ぎたい人にも向いていないでしょう。
ただ、子供が好きな人!家事をするのが苦でない人!
オーストラリアの一般家庭で暮らすという生活をどうしてもしたいけれど、お金はあまりかけたくない人!
などなどに当てはまる人達にはオーペア留学は最高の手段だといえるでしょう。
海外での生活には何かとお金がかかりますが、
出来るだけお金をかけずに現地の生活を経験してみたい方は、
オーペア留学を検討してみてはいかがでしょうか??