新型コロナウイルス流行のため、日本国民が帰国する際にも検体検査や自主隔離処理をしなければなりません。
私自身もオーストラリアから羽田空港へのフライト後、PCR検査と二週間の自主隔離の対象者。
しかも、東京近郊に住んでいない為、ホテル等の自主隔離中の待機場所を自分で準備しなければなりませんでした。
しかし、情報が少なく、厚労省のホームページにも自主隔離のルール等も詳細がかかれていないので、私自身とても不安でした。
PCR検査はどのくらいの時間がかかるの?自主隔離はどこですればいいの?自主隔離中のルールは??などと疑問がいっぱい。
そこで、今回は6月14日時点での検査から自主隔離までの流れと、私が伝えられた自主隔離のルールについて書いていきます!
- 飛行機を降りてから検査を受けるまで
- 検査内容
- 検査結果待ちの間と検査結果の通達
- 検査結果通達後から自主隔離をする場所に到着まで
- 自主隔離中のルール
飛行機を降りてから検査を受けるまで
東京・羽田空港に到着後、CAのアナウンスで前の座席に座っている人達やお手伝いが必要な人達を優先に、順番に飛行機を降りていきます。
飛行機を順番に降りた後、一か所に全員集まって、機内で手渡された書類の説明と、検査開始から自主隔離までの流れが説明されます。 説明内容は以下の通りです。
検査受けるまでは入国手続きができない。
機内で配布の書類に漏れがあると、結果報告が遅くなる可能性あるので注意。
基本的には検査結果判明までは空港内スペースで待機*。
検査結果はだいたい24時間かかる**。
例外として、自宅で検査結果待てる人の条件は、自家用車でお迎えがある人か、レンタカーを借りて自力で帰る人。
検査結果が陽性→指定された病院、施設へ隔離措置
検査結果が陰性→入国できるが、14日間待機。公共交通機関つかわず、待機場所からは出ない***。
*到着時間によっては、空港内ではなく政府の用意したホテルの部屋での待機になることもあるようです。
**私たちの場合は、早朝到着便だったため、約半日で結果がでると後から言われました。
***この自主隔離のルールについては後に詳しく説明。
説明後、
身体が不自由などお手伝いを必要とする人→自力で自宅に帰宅する人→空港内で待機する人
の順番に書類のチェックが検疫官によって行われ、道順に沿って検査に進みます。
到着から検査に進むまでかかった時間:約1時間
検査内容
インフルエンザの検査とほぼ?全く?同じです。
鼻に長い綿棒を突っ込まれて、鼻から息を吸ったり吐いたりさせられます。
痛みを伴うという情報も耳にしましたが、私個人的には全く痛くなかったですよ。
PCR検査は以上で終了でした。あっさり!
私は運よく待ち時間もなかったのでスムーズに検査も終了しました。
検査にかかった時間:1分ほど
検査結果待ちの間と検査結果の通達
道順に沿って歩いていくと、検査官が待っており、そこでもう一度書類の確認をされます。
そこで、自主隔離をする滞在先などについて詳しく聞かれたり、検査結果のおおよその待ち時間や自主隔離中のルール、保健所からの体調チェックの連絡について説明されたりします。
その後、私たちの場合は、普段なら飛行機の搭乗を待つためのスペースである一角に通され、そこで検査結果を待つように伝えられました。
飛行場のWi-fiを使用できるのとスマホやパソコンを充電できるスペースがあるので、椅子が固いこと以外は快適でした。

待機場には飲み物とお菓子の自販機が設置されていましたが、10時半ころに一度お弁当と飲み物(お茶か水)の配布もありました。
午後12時半ころに、検査結果判明のアナウンスがあり、数人ずつ名前を呼ばれ、検査結果の通達と、自主隔離先までの移動方法を確認されます。
(陽性だった場合は、検査結果判明後すみやかに名前が呼ばれるとのことだったので、一斉に沢山の人の名前が呼ばれる場合は、みんな陰性だと思われます。)
特定の地域には、無料で送迎のバスを出してくれるようで、そのバスに乗る人たちは、バスの準備が出来るまで、待機場所で30分から1時間程度待たされていました。
検査後結果がでるまでにかかった時間:約6時間
検査結果通達後から自主隔離場所に到着まで
私は貸しアパートサービスを使って、都内のアパートの一室で自主隔離することにしていて、そのサービスは送迎付きだったので、送迎車が到着する時間の確認がとれるまで、同じ場所で待機していました。
午後2時ころに迎えに来て下さることになったので、午後1時半に待機場所を退出。
入国審査に進む前の退出時に検疫所発行のピンクの紙が渡されます。

この紙がPCR検査陰性の証明になるそうなのですが、どこにも「陰性」の文字などは見当たらず…
検疫官の人にお願いしたら、その紙の裏に「検査結果:陰性」のスタンプと日付や名前を記入してもらえます!

その後、入国審査と持ち込み物に関する検疫審査に進み、到着ゲートを出たあたりで、送迎の車が来るまで待ちました。
到着ゲート付近には、警察が何人も配備されていて、あまりに長時間そこにとどまっていると、警察に質問されることもあるようです。
私の場合は何もなく、送迎の車に乗り込むことが出来、自主隔離のアパートに無事到着しました!
自主隔離中のルール
厚生労働省のホームページにも、どこにも公的な「自主隔離のルール」が書かれていないので、帰国前はとても不安だと思います。
私が検疫官に直接確認して言われたルールは
・自主隔離は到着の翌日から起算して14日間(私の場合6月29日午前0時まで)
・隔離中はいかなる公共交通機関も使用してはならない
・食料調達のための外出はしても良いが、人の多い時間は避ける
最後の食料調達のための外出に関しては、飛行機を降りた後の説明でもNGと言われ、帰国後もらう書類にも一切OKと書かれていません。
しかも、帰国前に検疫所に電話で確認したところ、「滞在する部屋から一切でないでください」と言われました。
しかし、最後に検疫官に書類チェックを受ける際、「食料の調達は大丈夫ですよ。」と言われました。
おそらく、「食料調達の外出はOKですよ」とか「不要不急の外出はOKですよ」と言ってしまうと、不要不急以外の外出もしてしまう人が増えてしまうかもしれない、という理由からだとは思います。
しかし、コロナが流行下で不安がいっぱいの中、やむを得ず帰国する人々に対して、明確な公式情報を提供せず、より混乱を招くような事をしている政府にとても憤りを感じました。