常識を疑え

日本の就活、ここが変だよ!と思う3つのポイント

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大学生がよく話題にすることの一つとして「就活」が挙げられます。

3年生になると、周りの人が就活を始めたり、周りの大人が就活をしろと言ってくるために、流されるままに就活を始める人も多いと思います。

就活をすることは何ら悪いことではないのですが、

日本の就活のスタイルが合わなくて、精神的にしんどくなってしまう人も多いです。

かくいう私もしんどくなってしまった一人でした。

しかし、最近「日本の就活っておかしくない?」という声が出てきているのです。

今回は、日本の新卒就活の「ここが変だよ!」というポイントを考えていきます。

  1. 就職の1年以上も前から就活が始まる
  2. 新卒で就職をしなければ落ちこぼれという価値観
  3. 新卒就職先の良し悪しで人生が左右される

就職の1年以上も前から就活が始まる

私が1年以上も前から就活が始まることを疑問に感じるのは、

「入社してみないと、会社側も企業側もマッチしてるかなんてわからないんじゃ?」

と思うからです。

大学生は3年生や4年生、早い人では1年生や2年生のうちから卒業後の「就職」に向けて就職活動をはじめます。

企業説明会に行って、たくさんのESを書いて、何度も何度も面接を受けて、運が良ければ内定をもらいます。

その後も、内定者説明会、内定者懇談会、内定者インターン…

卒業して実際に就職して働き始めるのは1年後のはずなのに、学生の間に多くの時間とお金が必要となります。

そして、こうまでして就職した会社をすぐに辞めてしまう人が多くなっていることも問題とされています。

私としては、1年以上の時間をかけてふるいをかけるよりも、入社してみてから見極めるほうが企業も学生にも負担が少なくなるのではないか、と思うわけです。

それに、大学生が大学に通っているのは「学業をするため」が本文なのだから、もっと他のことに割く時間が多いほうが学生にとって有意義な時間になるのではないか、と考えるのです。

自分の人生や世界に広がっている、もっと多様な事に目を向けて、世界と人生の豊かさに目を向ける時間がもっと欲しいなあ、と思うわけです。

新卒で就職をしなければ落ちこぼれという価値観

大学生4年生の9月ごろ、新しく出会う人々に「もう就職先は決まったの?」という事をよく聞かれ、

「まだです」と答えると、

「あ~そうなんですね、、頑張ってくださいね(苦笑)」と言われる事が多くありました。

もう夏も過ぎたのに就職先が決まっていない、という事が「異常」であるような眼を向けられることが少なくありませんでした。

もしかしたら、私の思い込みにすぎないかもしれないのですが、社会全体にこのような価値観が根付いていることは否定できない事実だと思います。

もちろん新卒就活には企業側にも学生側にもメリットがあることは理解できます。

ただ、「新卒就職だけが正義、あとは悪」のような価値観を少しでも減らしていき、大学卒業後の多様な生き方を許容していける社会になっていかなければ、苦しんでしまう人はこれからも多く出てくると感じます。

新卒就職先の良し悪しで人生が左右される

昨今はこの風潮はましになってきているかもしれませんが、

「大企業には入れれば安定」というような価値観が変わらないのは、

実力よりも学歴や新卒の就職先で人を判断する慣習が変わっていないからではないでしょうか?

そのために、就職競争は益々激しくなり、大企業に入れた人は出世コース、

中小企業は給料があがらない、ベンチャーに入るのは異端児、のようなイメージが出来ているように感じます。

すると、就活でいい会社に就職しなければ、と思う就活生は増えるので、就職活動が激化し、企業側も良い学生を確保するために早め早めに動く…というようなスパイラルに陥っているような気がします。

終わりに

最後に、結局何が言いたかったのかというと、

現行の日本の就活システムは大学生へのプレッシャーになりすぎているため

より多様な道を受け入れられるシステムに移行していくべきだと考えるのでした…

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