ワーホリに行こうと考えている人にとって、保険は大きな出費になりますね。
日本の保険会社を利用すると、1年間で20万以上もかかってしまいます。
しかし、実はクレジットカード付帯保険や現地加入の保険を利用することで安く済ませることが出来ます。
それぞれの方法の情報を表にまとめ比較してみました。

ここからは上記の保険についてそれぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
日本の保険会社
ワーキングホリデーに行く!と決めて、留学エージェントに相談すると真っ先に進められるのが日本の保険会社でしょう。
メリット
- 保険の内容説明から現地でのサポートまで全て日本語
- 日本の会社なので安心感が持て、信頼度も高い
- 補償内容も手厚く、自分でカスタマイズできる
- キャッシュレスで治療を受けられることが多い
デメリット
- 保険料金がかなり高い
- ついつい不安になって必要のないオプションまで申し込んでしまう
以上のようなメリット・デメリットが挙げられるでしょう。
留学エージェントが日本の保険会社を進めるのは、保険会社と提携関係にあるからだったりします。それで保険料金が少し安くなったり、手続きのサポートが手厚かったりしますが、自分にとってそれが一番良いオプションか、よく考えてみましょう。
クレジットカード付帯保険
クレジットカードの付帯保険もワーホリ時に使える保険の一つです。
メリット
- 年会費無料のカード等を使えば、保険料が実質無料
- 日本のクレジットカードなら日本語でサポートしてくれる
デメリット
- 期間上限が3ヵ月なので、1年間のワーホリだとすべての期間は補償されない
- 補償内容が薄い場合が多い(携行品損害や個人賠償責任がついていない場合)
- 付帯保険を使用するための条件を満たさないといけない場合がある(クレジットカードを使用して航空券を購入、等)
3ヵ月の補償しかないとはいえ、料金が実質無料なのは大変ありがたいですね。ワーホリだけでなく、海外旅行の際にもこの保険は大変便利なものなので、これを機に自分が保有するクレジットカードに付帯保険がついているか、確認してみて下さい。
海外の現地保険
日本の保険会社があるように、海外にも現地の保険会社があり、そちらに加入することが出来ます。
メリット
- 日本の保険会社の保険料よりも格段に安い事が多い
- 現地にある日本の留学エージェントに手続きを手伝ってもらっても尚日本の保険会社の保険料より安い
デメリット
- 保険の補償内容の確認やサポートまで全て英語で行わないといけない
- 海外の保険会社なので日本の保険会社より安心感や信頼感が持てない
- 日本の保険会社の保険より補償内容が薄いことが多い(携行品損害や個人賠償責任など)
- キャッシュレスではなく払い戻しの場合あり
デメリットも多く見えますが、基本的な補償はきちんとついていますし、英語力に問題がない方は特に海外現地保険を検討するべきでしょう。
日本の健康保険
意外と知られていませんが、海外転出届を出さない限り、日本の健康保険料は払い続けるので、そちらで海外でかかった医療費の一部がカバーされることがあります。
メリット
- 特に加入の手続きが必要ない
- 保険料は日本で払っている料金のまま
デメリット
- 返還される金額は少ない可能性が高い(海外の治療費は高額なことが多いため)
- 返還のための手続きが面倒くさい
- 払い戻しのための条件が厳しい
- 払い戻しになるため一旦は自分で支払う必要がある
メリット・デメリットをご覧になって分かるように、日本の健康保険だけでの渡航は避けるべきです。ただ、不測の事態が起こった時に治療費等が払い戻しされる可能性を考えて、転出届は出さずに保険料を払い続けるのもありでしょう。
日本の健康保険の海外療養費適用については以下のサイトを参考にして下さい。。
https://www.kenporen.com/health-insurance/kaigai-ryoyou/
おわりに
今回はワーキングホリデーの際の保険の4つのオプションについて検討しました。
クレジットカード付帯保険や海外現地保険は日本の保険会社より保険料が安い代わりに、デメリットが少し目立ちました。
ただ、1年の間に保険を使用する確率はそう高くないので、自分でよく検討し、自分に合ったオプションを選んでください。